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あるソル日記

ある日、ある場所、ソルアの日記

水かさ

物語
何故みんな殺されるかな
ただ街にいるだけ
楽しむために来ただけ
なのに

逃げよう
君はそう言った
街の外
未開拓地の森
何処までも透明な水が浸す
息が出来る
あぁ、そうか夢か。
だよね…一緒にいるはずないもの、この人が。

この場所には前にも来た事がある。
潜ればそこは別世界なんだ。

私と彼は、水に落ちない様にとぎれとぎれの陸地を奥へ進んだ。
泳いで行こうとは絶対に言わなかった。

幅が20m程もある滝があり、川があり。
私達は滝の裏の岩場を通って行った。

たどり着いたのは緑の壁だった。

行こうか
と君は言った。
何処へ。
けれど、どうせ夢であるのだから、少しでもそばにいたかったから。付いて行った。

陸地が減っていた。
そのうち、泳ぐ事になるのかな。

滝の側に出た。
彼は道を戻ってきていた。
どうして。

端20mもある川が道を遮った。
滝の裏を行くつもりだったはず。
8mもありそうな、何処までも透明な川底。
泳いでは渡れないと判断できた。

引き返そうか
と君が言った。
だから振り返った。

さっきまで渡って来た陸地がなくなって、遠くにあった。
水に浸されたんだ。
彼は肩まで水に浸していた。
あぁ、泳ぐのか。

水に飛び込み、少し辺りを見回した。
綺麗。
青い岩に、綺麗な魚。
白い砂が底にたまってる。

水面に顔を出すと、彼がいなかった。
私が思った事。
泳ぎたくなかった訳。
水中。
彼は潜っていた。
やはり、この水の世界は彼にとってとても興味深いんだれうな。
だから、私を置いてどんどん潜って行ってしまう。

待って…