あるソル日記

ある日、ある場所、ソルアの日記

なんか詩か小説か夢か

…感情か。

「自分、一人だよ」
板橋の上、私は横にいる彼に言った。
「一人?…俺や、他の奴等…いるじゃないか。」
「誰かのための"一人"でいたい」
そう言った。
横の彼はため息をついたようだった。
顔は見ない。姿も。見ない。
「その結果が、今か?」
「……わからない。」
風が吹く。
板橋には柵もなければ支えさえない。
今にも崩れ堕ちそうに、揺れる。
「この谷の底には何があると思う?」
「…、地面。落ちたら死ぬだけだろう」
「分からないよ?霧がかかって見えないけど、落ちた先…ずっと、ずうっと地面、ないかもよ?もしかしたら、世界の反対側に抜けたりして〜」
「…お前は馬鹿か。」
「馬鹿だよ、自分。」
私は板橋に腰を下ろし、外に足を投げ出して座った。
「"君"は誰かの"一人"なんだよね、きっと…。」
「それはお前の判断による。」
「違うんだって!なんか、こう…"誰もが認める二人"っていうか…」
「それが、この谷の底にあると思ったのか?それとも、今この場所にあると思ったのか?」
「……れて、帰ってくれる人を待ってるの。」
「俺がここに来なかったら、ずっとここにいるつもりだったのか?落ちるかもしれない、橋の上に?」
誰も来てくれなかったら。
そしたら、橋と一緒に谷に崩れ落ちても良かった。
…なんて。考えていたことを思い出したら悲しくてて寂しくて。
それよりも涙がこみ上げて。
何も見えなくなった。
「ほら。俺が"連れて"、帰るから…」

(-ω-`;。)